ファンズアイ マネーコラム編集部
これからはじめるインデックスファンド「ファンズアイ」のマネーコラム編集部が、読者のみなさんに「お金」や「投資」のことについてより知っていただくコラム記事をご紹介していきます。
ただし、iDeCoには毎月投資できる金額に上限があります。 もう少し投資する金額を増やしたい、しかも税制優遇も受けたい、といった、あなたのワガママを叶える制度、それが「NISA(ニーサ)」(少額投資非課税制度)です。">
# 投資のキホン
前回のコラムでは、「iDeCo(イデコ)」(個人型確定拠出年金)という制度を活用して、税制優遇を受けながら少しずつ準備をはじめる、リタイア後のお金についてご紹介しました。
ただし、iDeCoには毎月投資できる金額に上限があります。 もう少し投資する金額を増やしたい、しかも税制優遇も受けたい、といった、あなたのワガママを叶える制度、それが「NISA(ニーサ)」(少額投資非課税制度)です。
「結婚して子育てをしたい」、
「海外留学をしてみたい」、
「自分のお店を持ってみたい」。
リタイア後のことはまだあまり想像できていないという人もいるかもしれません。
でも、近い将来やりたいこと・なりたい姿を思い描いたことは、あるのではないでしょうか。
将来の夢は人それぞれ。でも1つ共通していることは、いずれも「お金が必要」ということです。
そこで、あなた自身の将来の目的に合わせた、資産づくりの方法を考えてみましょう。
NISAを活用すれば、あなたの目的やスタイルに合わせて3種類のタイプから選ぶことができます。
すでにある程度まとまった投資資金が用意できている場合は、「一般NISA」を活用するという方法があります。
「一般NISA」は、一括投資も定期定額積立投資も自由に選べるので、あなたのスタイルに合わせて投資できます。
ポイント① 非課税対象商品:上場株式・公募株式投資信託等
「一般NISA」では、上場株式への投資による売却益や分配金も税制優遇の対象になります。
ポイント②新規投資額の上限:年間120万円
ポイント③非課税期間:最長5年間
5年満了時に翌年分の新たな非課税投資枠へ全額移管し、非課税期間をさらに5年間延長することができます。全額移管して、新たな投資を始めることができるのは、2023年までです。
◆ 注意点:「つみたてNISA」との併用はできません。
まずは少額からコツコツと、資産づくりのはじめの一歩を踏み出してみませんか?
はじめの一歩を踏み出すあなたにピッタリなのが、「つみたてNISA」です。
ポイント①非課税対象商品:「つみたてNISA」用ファンド
公募株式投資信託、投資対象資産が株式のETF(上場投資信託)の中から、金融庁の定めた条件に合致する商品が対象になります。
⇒Funds-iシリーズにも、「つみたてNISA」用ファンドがあります。(2019年3月末現在)
Funds-i TOPIX Funds-i JPX 日経 400 | Funds-i 外国株式・為替ヘッジ型 | ||
ポイント②新規投資額の上限:定期継続買付で年間40万円
あなたの決めた一定期間ごとに、あなたの決めた一定金額ずつ、あなたの選んだ投資対象をコツコツと買い続け、長い時間をかけて資産づくりを行なうことができます。
ポイント③非課税期間:最長20年間
非課税期間中に途中売却することもできます。途中売却後、新たに投資を始めることができるのは、2037年までです。
◆ 注意点:一般NISAとの併用はできません。
子供の夢を、「お金の準備」という方法で応援してみませんか?
そんなあなたには「ジュニアNISA」があります。
ポイント①口座名義人:日本に住む未成年者
投資を始める年の1月1日現在で0〜19歳の日本居住者等が対象となります。親権者等が代理で運用管理し、20歳になったら原則口座名義人が運用管理を行ないます。
ポイント②新規投資額の上限:年間80万円まで
ポイント③非課税期間:最長5年間
◆注意点:口座名義人が18歳になるまで払い出しは行なえません。
(一般NISAとつみたてNISAは選択利用。併用不可) | 0~19歳の日本居住者 | ||
年間120万円 | 年間40万円(定期継続買付) | 年間80万円 | |
2023年12月末まで | 2018年1月~2037年12月末まで | 2023年12月末まで | |
最長5年間 | 最長20年間 | 最長5年間 | |
上場株式・公募株式投資信託等 | 公募株式投資信託等 | 上場株式・公募株式投資信託等 | |
本人が行なう | 本人が行なう | 親権者等が代理で行なう | |
制限なし | 制限なし | 原則、18歳まで払出し不可 | |
可 | 可 | 不可 |
人生は一度きり。
憧れのキャリアパスや、ライフプラン、一生のうちに一度はやってみたいこと。
やらずに後悔したくない。勇気を出して、チャレンジしたい。
そう思うなら、近い将来のお金はNISAで、リタイア後のお金はiDeCoで。
このように、税制優遇のある制度を上手に活用して資産づくりを行なう方法もあります。
あなたの目的に合わせて、あなたらしいスタイルで資産づくりをしていきたいですね。