ファンズアイ マネーコラム編集部
これからはじめるインデックスファンド「ファンズアイ」のマネーコラム編集部が、読者のみなさんに「お金」や「投資」のことについてより知っていただくコラム記事をご紹介していきます。
# つみたて相談室
コツコツ、私のペースで投資をしたいあなたへ
Q 相談内容...積立投資でも、投資している資産が値下がりしたら、結局は損してしまいますよね?
A お答えします...積立投資なら、投資対象資産の価格が投資開始時の水準に戻らなくても、利益が出る場合があります。
なぜなら、毎月同じ金額を投資する積立投資では、価格が高いときには少ない口数(数量)を、価格が安いときには多くの口数を購入することになり、平均購入単価が平準化されていくためです。 積立投資なら、「安く買って、高く売る」に縛られる必要はありません
日経平均株価を例にとって、見てみましょう。日経平均株価は、1989年12月末に最高値の38,915円87銭をつけました。その後、一度もその価格を上回ることなく、2021年3月末時点では、29,178円80銭となっています。しかし、同期間でも、最高値から毎月5万円ずつ積立投資を行った場合、利益が発生する期間がありました。 投資について、「値下がりが怖い」「タイミングが重要」といったイメージを持たれている方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、積立投資を活用すれば、「安く買って、高く売る」に縛られる必要はないようです。
ただし、価格が一方的に上がる時や、値上がりした後に元の価格に戻ってしまう場合など、積立投資の効果が出ない場合もありますので、注意が必要です。
金融商品の価格は、上がることもあれば、下がることもあります。積立投資を上手に活用して、着実な資産づくりを進めていきましょう。